先輩アソシエイトの声 – 加藤千晶 –

先輩アソシエイト・若手パートナーの声

加藤千晶(70期 2018年入所)

1. 入所のきっかけ

新人育成体制の手厚さと事務所の和やかな雰囲気に惹かれました

加藤千晶

私は、新人育成体制の手厚さや業務分野の幅広さからシティユーワ法律事務所に興味を持ち、ロースクール在学中にサマー・クラークに参加しました。そして5日間の事務所内での体験を通して、140人(当時)を超える弁護士を擁する事務所でありながら、弁護士同士の距離が近く、温かく居心地のよい雰囲気に魅力を感じたことから、シティユーワ法律事務所への入所を決めました。
私は学生時代から訴訟・倒産分野に興味があり、一般民事から企業間の大型訴訟まで大小さまざまな案件や先端的な案件にも関与できるような中〜大規模の事務所に入りたいと考えていました。その一方で、弁護士の人数が多い事務所では丁寧に指導をしてもらえないのではないか、人間関係が希薄なのではないか、競争ばかりで女性が長く働き続けるのはむずかしいのではないか等、多くの不安もありました。

しかし、そのようなイメージとは異なり、サマー・クラークの際に感じたシティユーワ法律事務所の雰囲気は和やかで、上記のような不安を抱かずに執務できるように感じました。また、シティユーワ法律事務所には多くの女性弁護士が在籍しており、家庭と両立しながら精力的に仕事を続けている点にも魅力に感じました。

2. 入所後の執務状況等

SRS制度は、新人弁護士各自の興味にあわせて柔軟に運用されています

シティユーワ法律事務所では、1年目の弁護士はSRS制度と呼ばれるローテーションシステムにより、コーポレート、ファイナンス、訴訟・倒産の分野を3〜4ヶ月ずつ経験し、クール毎にその分野のパートナー弁護士1人が指導担当につきます。
もっとも、形式的に3分野すべて経験しないといけない訳ではなく、例えば入所時から特定の分野を専門とすることを明確に希望している人はその分野のクールを2回選択することができたり、前のクールの案件に引き続き関与したい場合にはそのまま引き継ぐこともできるといった具合に、新人弁護士それぞれの興味に合わせて各クールの分野の選択や案件の割り振り等について柔軟に調整してもらえます。具体的には、まずは3分野の中から第1クール及び第2クールの業務分野を選択し、第2クールの終盤に、第1クール及び第2クールでの経験を踏まえたうえで第3クールの業務分野を選択することになっています。
私は、訴訟・倒産分野に興味をもっていたことから、第1クールで訴訟・倒産を選択し、コーポレートを選択した第2クールの間も、第1クールの案件を引き継ぐことを希望しました。このようにして、実際に訴訟・倒産分野の案件を中心に業務をしていくなかで、同分野を専門にしていきたいという思いを明確にできましたので、第3クールでは再度訴訟・倒産を選択しました。SRS制度のもとでは、1年目の間は特定の分野を集中して経験することができないのではないかとも思われますが、けっしてそうではなく、各新人弁護士の興味等に柔軟に対応できる制度運用になっています。

また、パートナー弁護士がアソシエイト弁護士各自の興味について認識を共有しており、私は、特に倒産分野に関して、指導担当の弁護士に限らず、倒産分野を専門としている他のパートナー弁護士からも複数の案件を割り振ってもらうことができました。このように、特定のパートナー弁護士が指導担当につきつつ、各自の興味等に応じて、他のパートナー弁護士からの指導も積極的に受けることができます。
加えて、業務分野に関してだけでなく、大小さまざまな案件を経験できるのもシティユーワ法律事務所のよいところだと思います。私は現在2年目ですが、昨年の1年間だけでも、依頼者と直接やりとりをしながら主体的に進められる日々の法律相談から、ある程度の規模を持った事務所ならではの大型訴訟の案件まで、本当にさまざまな経験をさせてもらいました。

3. 執務環境等

先輩弁護士との距離が近く、案件の相談をはじめなんでも気軽に相談しやすい環境です

私は、先輩弁護士との距離の近さや、お互いの意見を尊重しあえるよい雰囲気がシティユーワ法律事務所の大きな魅力ではないかと考えています。
前者について、私は案件の進め方で悩んだ時にはよく先輩アソシエイトに相談するのですが、どの先輩弁護士もとても親切に的確なアドバイスをしてくれるので、初めての案件でも不安なく取り組むことができます。後者に関しては、若手弁護士の意見であっても真剣に耳を傾け、それが間違っていた場合でもどうして違うのか、どうすべきなのかについてわかりやすく指導をしてくれる弁護士が多いと感じています。
また、日々の生活においても、一緒に仕事をしているパートナーが声をかけにブースまで来てくれることも多く、案件についてはもちろん、その時々の業務全般の状況などを相談することができます。周りの席の先輩アソシエイトも、温かい言葉をかけてくれたりと、シティユーワ法律事務所では、弁護士同士のコミュニケーションがよくとれており、なんでも気軽に相談しやすい環境だと感じています。

4. 入所希望者へのメッセージ

事務所を選択するにあたっては、その事務所で長い時間を過ごし、そこでの仕事が生活の大部分を占めるようになる以上、事務所の雰囲気が自分に合うかという点はとても重要だと思います。これから事務所選びをなさる方にも、是非シティユーワ法律事務所に興味を持っていただき、説明会等で実際に事務所に所属する弁護士と話をしたりすることで、事務所の雰囲気を感じていただければ幸いです。

(2019年8月掲載)